君はひかり
颯太が渡米してから半年。
仕事、帰る、寝る、また仕事の繰り返し。たまに、ツレや後輩達と飲む事はあるが、基本脈絡のない毎日だ。

あの日、颯太に夢を聞かされてからよく考えるようになった。

俺の夢って何なんだ?
何がやりたかったんだろう・・・

夢を追いかけ行動する颯太が羨ましく思う。

「いらっしゃいませ」

今日も変わらない接客。
そして今月もまたあの女性が来た。

淡々と業務をこなし勤務終了。

どこに寄る訳でもなく家へと向かう。
帰宅中の電車の車内。みんな何を思い過ごしてるんだろう・・・

こんな風に考える事も最近増えている。

『すみませーん』

猫なで声で言い寄り逆ナンされることもあるが、気が乗らない。
特定の女はいらない。面倒なだけ。
毎日必ず違う女が横にいたあの頃の俺には考えられない。

< 4 / 4 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

本気の恋愛、初体験!?

総文字数/40,229

恋愛(純愛)190ページ

表紙を見る
本気の恋、初体験?

総文字数/12,841

恋愛(純愛)65ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop