あたしたち別れましょ。


「じゃあ、未来の話をしながら行きますか」



「うんっ」



ゆっくり丘の上から降りて行く。



「これからはケンカしたらまた来ようね」



「そうだな。そしてここでまた仲直りしような」



「うん」



返事をした瞬間、左手の薬指に嵌めた指輪のダイヤが一層に輝いた気がした。



泣いて、笑って、怒って、そうして2人の大切なたくさんの思い出が作られていく。



「ねぇ、正樹」



「ん?」



交際歴9年。

そして、これからは



「結婚歴を積み上げて行こうね」



「余裕で50年行くぞ」



「ふふ、当たり前」




この度私26歳、伊藤美幸は

交際歴約9年の

この男26歳、木田正樹と



この先の楽しい未来を信じ、結婚します。



-end-


< 40 / 40 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:23

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

嘘つきなあなたからの恋文。

総文字数/57,483

恋愛(純愛)149ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
-小池さんへ- 突然の手紙に小池さんは驚いてるかな? いきなりでごめんね。 この手紙を読んでいる 貴方は今何歳ですか? 高校生?大学生? もっと時が経って大人になってるかな? 大人になった小池さんは 何だか想像できないな…。 今日はずっと小池さんに 嘘をついてきた僕の本音を書きます。 どうか最後まで読んで下さい。 あなたの手紙が手元に届いたのは あなたが想像できないと書いていた 大人になった40歳の私だった。 レビューありがとうございます(^^)! siomotu様 くみまるこ様 如月里桜様 (如月様 名前の漢字修正しました。 ご指摘ありがとうございましたm(_ _)m) junA様
数秒な時間。

総文字数/2,228

恋愛(純愛)14ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
とても短い期間だった。 でもとても楽しかったよ。 恋とはまた違った気持ちだったけど、 私はあなたが好きだったよ。 ねぇ、ありがとう。
1ページの物語。

総文字数/36,371

恋愛(純愛)38ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
これは1ページ分の気持ち。 ※1ページ短編集です。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop