*£男子校のお姫様£*
空斗「魅夜ミヤ、学園まで。」

颯「運転手さんの名前って魅夜さんっていうんだ…」

魅夜「魅夜 悠神(ミヤ ユウジン)って言います。颯ちゃん、宜しく〜。」

ちゃっ…ちゃん⁉︎⁉︎⁉︎
なんで…なんでわかったの⁉︎

魅夜「あ、驚いた〜?なんで分かったの?って?」

心が読めるのこの人…

魅夜「心が読めるわけじゃないよ。」

空斗「お前が全部口に出して行ってるだけだから。」

颯「嘘ぉ…。」

魅夜「まあ、空斗から聞いてたからってのが一つと、体つきが違うからね(・ω<)」

空斗「魅夜、学園。」

2単語だよ…

魅夜「へいへーい」

なんつーか、魅夜さんって軽い?

魅夜「颯ちゃん、これからは俺のこと、悠神って呼んでな(・ω<)」

空斗「悠神‼︎‼︎‼︎‼︎」

魅夜「空斗じゃねーよ。俺が呼んで欲しいのは颯ちゃん。」

え、何この状況…。

車に流れる険悪な空気。

この場合、私はどうしたらいいの…!

あぅ!焦って俺じゃなくて私って言っちゃった!


キキッ

魅夜「着きました。」

学園に着いた途端、急に魅夜さんの表情が冷えた気がした。

いや、周りの温度まで。

様子の変わった魅夜さんに俺は恐怖を覚えた。
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