初恋・最後の恋~君と私~
あれから、最も嫌いな奴が来た。

「あっ、輝喜祭りのとき後ろあけといてね。」

この女だ、いつも輝喜のとこにきやがって。

お前が同盟を結んでる総長の妹だから、仕方がなく皆文句言ってないのに・・。



この、祭りで後ろに乗る奴は、女って決まっている。

男の後ろに乗る女は、男の女かそいつの思い人のどっちかってきまっている。

この女は、私が輝喜の恋人ってでも言いたいんだろう。

おまけに最後に輝喜のほっぺにキスしやがった・・・。

うえっ

きもちわりぃ

輝喜可哀そうだぜ。

あれっ・・・・・。
花音が泣きそうだ・・・。
そうだ、

ぐいっ

俺は花音を倉庫の外に連れだした。
強引にバイクの後ろに乗せた

「つかまっとけ。」

そういうと、ちょっと後に、俺の腰に手を置き落ちないようにギュッとつかんだ。


かわいい・・・・。

なんか、チョコンとしてまるで小動物だ・・・・・。

< 37 / 258 >

この作品をシェア

pagetop