キミと、ピエロ的恋愛遊戯。
前に彼女が言っていた、



校則は破るためにある




なんて言葉を思い出した。



それと一緒に
あの日のことも。



確か真琴と二人で話してた。
彼女は、俺の笑顔を
営業スマイルだから
苦手だと言ってた。






その時の焦りと似てる感覚が頭の中にこだまする。







「あのさ、」



二人しかいない屋上に、
奏良の声が響く。


「そういうの、やめたら?」



「営業スマイル。ムカつくから。」


歯に衣のかけらも着せない彼女。




「関係ないだろ、あんたには。」




「うん。でも、言うのはただ。」


ホントに拍子抜けだ。


どっからそんな言葉を
思い付くのか知りたい。





まぁ、確かに言うのはタダだよな。
とか納得してる俺。



相当ペース狂わされてる。
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