にゃーん!

「方法がない、ことはない…」


璃桜は何故か眉間にシワを寄せながら言った


「1つだけ助かる方法がある。母があのとき使ったあの呪文なら、沖田を完全に治せると思う」


その言葉を聞くと俯きかけた土方は目線を上げた


「本当か!?」

「…嗚呼」


その言葉に喜ぶ土方

その様子をみると璃桜は少し寂しそうに笑った


「あいつは、沖田は幸福者だな」

「そうだな」


そういうと土方と璃桜は笑った


「では、今からやろうか」


璃桜はそういうとすくっと立ち上がり沖田の部屋へ向かった




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