にゃーん!

呪文


∽璃桜side∽

余計な人がいると気が散るので沖田の部屋には土方と沖田しかいない

横たわる沖田と心配そうな顔で見守る土方

私は変化した姿で沖田の首に手を当てながら言った


「こんなにも血の臭いがするまでいるなんてな…もっと早く私の血を飲めば良かったのに」

「璃桜に頼りっぱなしは厭だったんだよ」


沖田は辛いはずなのにそんな顔1つしず笑顔で答えた

それが逆に痛々しく思えたりする


「そうか…別に気にしなくて良かったのにな」


私は土方を見た


「ん?」

「土方…お前は悪くない」

「は?」

「これは私が決めたことだ、お前が気にすることではない。わかったな」

「何のことだ?」

「……わかったな?」

「あ、嗚呼…わかった」


土方が了承したのを確かめてから再び沖田の方を向き、目を閉じた



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