にゃーん!

「ねぇ、無視?この傷のこと聞いてるんだけど」

「なっなななな…何見てんだー!!」


―パァンっ×2


「「いっ…」」

「出てけ、出てけ、出てけー!!」


―バタンッ


璃桜は山崎と沖田に平手打ちをすると外へ追いやった


「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…」


見られた…
見られた見られた見られた見られた!!

幸い下半身は着物で隠れていて、上半身の胸側は手で隠していたし、後ろを向いていたからそんなに見られていない

…と信じている

でも背中の傷を見られてしまった…

沖田は絶対この傷のことを聞いてくるだろう

しつこくしつこくしつこくしつこく何度でも…


「はぁ…どうしよう」




< 42 / 142 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop