にゃーん!

「璃桜~試合しましょー♪」

「……なんだ沖田」

「なんだって~試合しよーよ、試合♪」

「………断る」

「えー?なんでー?やろーよ~やろーよねぇ?」


最近沖田がよく璃桜に試合をやろうとねだる
いや、璃桜が来てからいつもか…
変なのになつかれちゃったのだろうか?
あ…いや、私が…
嗚呼ダメだな最近油断してる
ここにいるのが当たり前のようになってる
だめだよ…
いつかはここを出ていくんだから
ここが居心地いいと思ってはだめだ


「私は食事の準備をする…」

「「「「「ありがとうございました!!」」」」」


手拭いで汗を拭きながら道場をでようとする璃桜に隊士たちが頭を下げる


「嗚呼…ちゃんと練習しろよ」

「あ、待ってよ璃桜!!僕もいく!!」


颯爽に歩いていく璃桜を沖田はパタパタとついていった




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