にゃーん!

「ぎゃーーーーー!!」


食堂でいつもの通り璃桜がてきぱきと食事の準備をしているなか、男の悲鳴が屯所内に響いた

ちなみに、沖田は璃桜が準備するのをただ眺めるだけでついてきたのに手伝う気は全くないようだ


「煩いなぁ…」

「あー尋問してるからじゃない?」

「たくっ、早く終わらんのか?煩いし血生くさいし…」

「血生くさい?」


沖田にはこのくささがわからないのか空をくんくんと嗅いだ


「はぁ…あの倉だろう?においが漏れてる」

「ふーん…璃桜は鼻が良いんだね」

「…まぁな」


そりゃあ私は…
"ただの人"ではないからな…
と璃桜はぽつりと心のなかで思った


「よし、沖田運ぶの手伝え」

「はいはーい」





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