にゃーん!
連桜の左目は青色だったが右目は金色
連桜は眼帯をとると印を結んだ
連桜の右目が妖しげに光った
―ズキンッ
「うっ!」
体が…痛い…!!
焼けるように痛い…!!
まるで…まるで…あのっ…!!
「あぁ…!!」
閉じ込めていたあの記憶が頭を過る
頭が割れるように痛む
「璃桜!」
「沖、田…」
璃桜が自分の体を抱えて床に崩れるのとほぼ同時に沖田が部屋へ入ってきた
「イッ…クソッこの目はもう使えないな…たく、邪魔も入っちゃったじゃないか…しょうがない、璃桜早く帰ってこいよ。それから忘れるな?お前は俺の物だ。逃げても無駄だ」
連桜はそういうと窓から外へ飛び出した
『逃げても無駄だ』
この言葉が頭のなかを流れ続ける
「璃桜、今の男、は…」
―バタッ
沖田が璃桜に話しかけようとしたが倒れてしまった
「お…き…た…?」
―バタッ
璃桜もそこで意識をなくした