バッドエンドにさよならを

ユウのおじさんは、堅物の社長です。だいぶ丸くなりましたが、昔はトゲトゲしかったです。本編には出ていませんが、奥さんも子どももいます。奥さんはアホというか天然です。彼女の天真爛漫さに絆されて丸くなりました。彼はなんだかんだでユウのことが心配で仕方がない、いいやつです。

ユウの父親、イマオカさんはDV男です。カッとなりやすく、つい暴力を振るってしまいますが、本人はいつも後悔していました。ユウの母親は、そんな旦那を理解していたため、別れず、ずっと寄り添っていました。イマオカさんは紗耶香と不倫しているつもりはありませんでした。サワをひとりで育てている紗耶香同情してお金の援助をしていただけ。それでもまあ、下心がゼロとは言い切れないので、白とは言えません。

実は、キーパーソンとなるはずだった人物が、担任です。担任はユウの理解者でした。他の教師がユウをクズだと言う中、担任だけがユウは更正できる人間だと信じていました。しかし担任の出しどころがわからず、あまり出番は作れませんでした。大ざっぱだけど生徒のことを一番に考える、理想の教師です。

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