隣の彼の恋愛事情
***

(ん~何だかふわふわする)

暖かい何かに包まれて、ふわふわ浮いている感じがした。

暖かい何かに両手を回してギュッっと抱きしめた。

(いい匂い~安心する)

そう思った私は再び、回した腕に力をこめた。



「うーん・・・」

寝返りをうつつもりが、重い何かに阻止された。

うっすらと目を開けると、目の前には魅惑的な鎖骨が・・・

(鎖骨?)

視界がクリアになってくると気がついた。

私は今、裸のアイツの腕の中にいる。

「ぎゃ!」

そう言うと、思い切り首を上にあげた私の頭は、私の髪に顔をうずめていたアイツの顎にゴツンとぶつかった。
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