隣の彼の恋愛事情
「もう、いいよ。このまま寝ろ」

そういって、腕枕をしている左腕での頭を引き寄せ、旋毛にキスが落ちてきた。

裸のアイツに抱きしめられると、体温をダイレクトに感じられる。

(体温って気持ちいいんだ・・・)

抱きしめられながら、頭をなでられる。

「でも、いいの?」

「俺がいいっていってるんだから、無理しなくていいんだよ」

言葉遣いはぞんざいだか、そこにはアイツの気遣いが垣間見れた。

「そっか・・・ちょっと残念かも」

口からポロリと本音がこぼれる。

「残念?そんなこと言うと後悔することになるぞ」

腰に回された手にギュッと力がこめられて、アイツの体と密着する。


「後悔・・・しません」

そう言って私は自分の額をアイツの胸に押し付けた。

そして、顔を上げてアイツの目を見ながら言った。

「好きだから、後悔しません」
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