隣の彼の恋愛事情
「神崎 紅緒です。A支社にて個人顧客向けの営業と窓口担当でした」

4月になって、その不器用女が、俺の部署に配属になった。俺の隣。

「はじめまして、神崎です。よろしくお願いしますね」

以前と変わらないニコニコした笑顔で俺の隣の席についた。

(まぁ、俺のことなんて覚えてないよな)

別に記憶に残っていたいと期待したわけじゃないが、なんとなく残念だと思うのはなぜ
か?
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