隣の彼の恋愛事情
(斗馬のせいで、こんなに悩んでるのに!)

混乱していた感情が大幅に怒りのほうに揺れた。

私は斗馬の胸に顔をつけたまま、両手でドンドンと斗馬の胸をしゃくりあげながら叩いた。

「おい、どうしたんだ」

「私の気持ちなんか斗馬にはわからないよ」

八つ当たりの言葉があふれ出る

「ちょっと落ち着け、どうしたんだよ」

「全部斗馬のせいだよ」

「どうして、俺のせいになるんだよ。俺が悪いならはっきり言わないとわからないだろ?」

「私の気持ちなんてわかるはずない」

「わかるか!お前はいつも泣くばっかりで何も話してくれない。それで理解しようって言うほうが、無理だろ」
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