隣の彼の恋愛事情
***

髪を撫でられている感覚で目が覚めた。

斗馬が私を見つめながら、優しく髪をすいてくれていた。

「わ・・・たし・・」

あまりにも掠れた声が出て自分でも驚いた。

「あ~ちょっと無理させた?水飲むか?」

コクリとうなずいて返事をした私にベッドから出て、冷たいミネラルウォーターを斗馬が差し出してくれた。

水分を口にしてすごくのどが渇いていたのに初めて気がついた。

「ありがとう」

水分を摂取したおかげかまともに声が出た。

< 289 / 335 >

この作品をシェア

pagetop