それでも君が好きだよ

「……へっ!?そうかな…?」



確かに体がだるかったりするかも…



「おい、やっぱりお前…」



そう言って凄く不機嫌そうな顔をした

柏原くんが私の方に近づいてきた。



でも、その時!!



「………じゃま…。」



と言う静かに突き刺さる声が聞こえた。


私と柏原くんの前に立ちはだかるのは…



「………番場くん…。」



昨日会ったときの優しい番場くんとは

どこか違う彼が立っていた。


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