それでも君が好きだよ
「新井……何で!?」
「私は…知ってるよ。番場くんは
そんなに悪い人じゃないって事。」
そう言って新井は笑った。
何でなんだよ…。
昨日はあんなに冷たくしたのに…。
何でそんなに俺の事を…。
「皆、私を信じて…。お願い……。」
そんなに自信をもって言えるんだよ…。
皆がザワザワとして俺の方を見た。
「………音ちゃんがそこまで言うなら。」
「俺達も理由も聞かずに責めて悪かった。」
「ちゃんと話聞かせて?」
そんな声が俺の回りから飛び交う。