椿ノ華



―・・・


「椿」

「…はい、葵さん」


葵に抱かれる夜が当たり前になった頃、情事の後。


「次の成瀬川のパーティー、お前は俺の妻として出席しろ」

「…え?!」

「いいな」

「……」


葵の姿がシャワールームに消えた。


「…成瀬川…」



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