椿ノ華
「聞いてないわ!!一体どういう事なの?!
うちとの業務提携が望みなんじゃないの?!」
「今更星野グループを手に入れた所で、
うちの地位に変化はありませんよ」
嘲笑を浮かべた葵に、麗羅の平手打ちが飛んだ。
「…絶対に許さない…!!」
ぎらりと、椿を睨み付ける。
背筋がぞくりとするのを感じた。
―・・・
「…どうして、麗羅様と…?」
よりによって、うちとの取引も切って、
敵対する立場の人と婚約…?