キミが教えてくれた
「―…よね」
かすかに話し声が聞こえた


「あんた、これからどうするの?」

ちょっと酔いの醒めたはるねえの声が聞こえる

「今から?それならもう寝たい、」
朔が眠そうな声でそう言った

「違うわよ、これから、京とどういう関係になりたいかってこと」

―はるねえは真剣な声になった


「…と思う」
朔の声がよく聞き取れなかった


朔は一体何って言ったんだろう

「えーでもあたし…は嫌よっ」
はるねえが一つため息をついた

「南、勇翔起こして、今から帰るわよ」
はるねえが南さんに指示をした

「今からどうやって帰んの」
朔は聞いた

「徒歩よ徒歩、ダイエットになるからいいの」

「南ーっお前も大変だなあ」
先輩を起こしている南さんに朔はそう言った
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