さよならの見つけ方 第3章 *君の声がする*
「…私がクリスと付き合い始めてから、
あんまりこんな風に二人で過ごしてなかったよね」
「…ん」
「避けてた?」
「…そんなんじゃないよ。
本当はもっとお姉ちゃんともクリスとも、話したかったよ」
「そっか」
「宿題教えて欲しい時とかさ」
「…聞いてくればよかったのに」
「…チャドがいなくなってから、
レポート分かんなくても聞きづらかったんだもん。
3つ下の課題分かんないなんて、お姉ちゃんもクリスも気まずいかなと思って」
「えー、何それ。
クリスは分かんないけど、私はそこまでひどくはないよ」
「うそうそ冗談だよ」
「もー」
そう言って笑いながら額を近付けると、マイケルは少し悲しそうな顔をした。