さよならの見つけ方 第3章 *君の声がする*
「あこがれ、なんだと思う。
同じ部屋で過ごして、こんな風に同じベッドで寝てても、
お姉ちゃんをどうこうしたい、とかは思わないもん」
「あはは、そっか」
「ただ、これからもずっと一緒にいれたらなって、
それが叶うんなら他には何もいらないなって、
…そう思うだけだよ」
「そっか…」
「……」
「…ごめんね」
「なんで謝るのさ」
「何となく」
「…変なの」
変だよね
小さく笑って見つめ合ったあと、おやすみと呟いてお互いの額にキスをした。
疲れていたのかマイケルは、すぐに私の胸で規則正しい呼吸を繰り返し始めた。
上下する体が固く筋肉質で、触れ合った部分がやはり少しだけ痛いと感じた。
眠れないような気がしていたけれど、気が付いたら私も寝ていたようで、
朝起きたら隣にマイケルの姿はなかった。
綺麗に掛けなおされたキルトに、少しだけ残るマイケルの匂い。
窓の外ではさらさらと音を立てながら、
細かな雨が降っていた。