さよならの見つけ方 第3章 *君の声がする*
「…夕陽を恋しく思う気持ちは、
お姉ちゃんを想う気持ちと少し似てる気がする」
そうマイケルが呟いて、私は静かにその横顔を見つめる。
まっすぐに夕陽を見つめる、ブルーの瞳。
「お姉ちゃんとずっと一緒にいれるなら、
二人で死んじゃってもかまわないって思ってたよ」
「死ぬって、…心中?」
「うん」
「今、ここで?」
そのために私を海に連れてきたのだろうかと、一瞬本気で思ってしまった。
「まさか、
僕、クリスのこと大好きだし、
ロバートのことも悲しませたくない」
そう言っておかしそうに笑うマイケルの横顔が、綺麗な橙に染められていく。
「…チャドのようにいなくなっちゃったりしないから。
手紙だって書くし電話だってするし、
暇が出来たらすぐに帰ってくるから」
少しだけ悲しくなってそう言うと、マイケルの優しい瞳が私を見つめてくる。
「…心配?」
「…うん」
「大丈夫だよ。
もう僕も15だし」
「…そっか」
「安心して行ってきてよ」
「…うん」