夜猫'A cat chooses xx.'



『大鬼達は、下の子達に何でもやらせてあげたかった。


下の子達は、大鬼達に何でも従いたかった。



…………それが、歪みになった。





大鬼達があまりにもハメ外しても何も言わないから。




構って欲しかったんだと思う。




下の子達は』





大鬼は片手で顔を出し覆ってフッと笑った。




「…………何で、気づけなかったんだローな」





魅憂は目から涙を零していた。



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