夜猫'A cat chooses xx.'
「大鬼と魅憂?」
後ろから2人の名前を呼ぶ声がして振り向くと、風生達だった。
「…………夢羽にやられたなら、同情しなくもないか…」
空祐は頭を抱えながら唸っている。
「…………火神。
傘下になってくれるのは、ありがたいが……」
そこで一旦言葉を切った風生に少し不安が過ぎりきゅっと服の裾を掴む。
それを横目に見て、フッと笑った風生は手を私の頭にのっけてくしゃりと撫でた。
「夢羽はやれねぇからな」
理解出来なかった私を、
皆が少し哀れんで居た事に気づかなかった。
その哀れみを感じた事で、意気投合した下の子達が、仲良くなったのも。
何も気づかなかった。