夜猫'A cat chooses xx.'


「で、なにしてた」



風生が私と遊優を交互に見て尋ねる。



『水族館連れてってもらった!』



笑ってそう言うと、風生は押し黙る。



その様子を見て楼愛は溜息をつく。


「瞬殺じゃねぇか」



「……っせぇ」


楼愛の言葉に風生は言い返しながらギロリと睨んだ。



楼愛は両手上げてヒラヒラしてから、私を見た。


「まぁ、遊優がそんな事する訳ねぇし」



「まぁ、そう言われれば納得してしまうんだけど」


空祐も頷きながら苦笑する。



「なんか、俺すんごい信頼されてる感じ?」


クスクスと笑ながら言う遊優に、皆はホッとした様に息を吐いた。




…………どうして。







どうして、遊優は…………









1人で溜め込もうとするの?










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