明日ここにいる君へ
私の日記を書く習慣は…、相変わらず続いていた。
変わったこと、と言えば…
その日、当日の内に…書くようになったこと。
夜が明けるのが待てないくらいに、幸せの余韻に…酔いしれたくて。
その時感じた想いを、ありのままに…文字で綴っていく。
それはまるで…
悠仁に対しての、想いの確認作業のようで…。
前向きに、ただただ…純粋に。言葉が…溢れ出て来るのだった。
「これじゃあ…、まるで恋愛日記、か…。」
私がこんなことを書いているなんて…、学校のみんなには予想だにできないだろう。
本当…、柄でもない。
私は日記を閉じて…、ソレをブックエンドに立て掛けると。
まだ…余韻に浸っていた。
君が私に残す…微熱は。
眠気すらも――…忘れさせて。深まっていく夜も…君のことを考えてしまう。
窓を開けて、空を…見上げる。
雨はもうあがっていて、アスファルトが濡れている、そんな匂いを…運んで来た。
ついこの前までは…
明日など来なくていいと思っていた時もあった。
君がいない未来を…
夏の終わりを。
想像などしたくも…なかった。
なのに―――…
今宵、夏の夜が短くて良かったと―…心底思えるのだ。
明日になれば、君に…会える。
待ち遠しくて、ワクワクして……
やっぱりまだ、寝れそうにもなかった。