【続】赤い糸のその先は…。
課長に会ったら、話をしようと思ってた。
自分の弱い部分を課長に聞いてもらおうと思ってた。
でも、課長と体を重ねることが出来て、
自分の中のウジウジがちっぽけに思えて、
愛する課長の肌を感じたら、どうでもよくなっちゃった。
それに、ちゃんと課長を満足させてあげられるんだって、
課長の幸せそうな顔を見たら、ちょっぴり自信がついた。
私の全てを癒してくれた、課長。大好きだよ。
「ゆず、結婚しよ?」
「....。」
「返事は? 前みたいに『だってぇ~』は受け付けないぞ。」
嬉しすぎて涙でグチャグチャになっている私は、
「結婚するぅぅぅ。」
もう、欲求不満にはさせないからねって抱きついた。
「じゃあ、毎日な。」
へっ? 人には限界っていうものがあるとは考えないの?
「俺のゆずへの愛は無限だ。」
そうだった。課長は私を全力で愛しちゃってくれる。
だから、私も課長の事を全力で愛しちゃうね。
「幸せになろうな。」
「うん。」