身代わり恋愛

そう思うと、込み上げてくるものをコントロール出来なくなった。


「聖也は!」


急に声を荒げたせいか、聖也がビクッと体を反らせ私との距離を広げる。



「聖也は、私のこと嫌いなんだよ!お母さんやお父さんと周りの人と一緒!所詮、お姉ちゃんが大事なの!お姉ちゃんが好きだからって私で満たそうとしないでよ…!聖也に由奈って言われるたびに傷つくの!私は聖也が好きだから!でも聖也は私じゃなくてお姉ちゃんが好きだから、我慢した!でも…」


支離滅裂なことを言ってるのは、自分でも分かってる。


でも、止まらなかった。



「やっぱり、悲しいよ。好きな人に嫌われてるってわかってるのに…止まらないんだもん…。わかってるけど辛い…」


興奮が覚め切らない私に対して、終始冷静な顔で聞いてる聖也。


この差が彼との気持ちの差なんだと理解するのにそうは時間がかからなかった。


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