同い年の恋人 3



「ただ 幹生とそこで会って 今から沙弥とご飯行くって言うから 鍵を返してもらおうと思って」


鍵・・・


それはサヨナラを意味すること。


「鍵?佳幸の部屋の鍵を沙弥が?」


「そうそう!お前がいない間
沙弥の面倒みてたんだ
お前が帰ってきたから もうオレは必要ねーだろ」


「面倒?それだけで合鍵を渡す?」


「安心しろ!別に何でもねーから」


「でも 沙弥もその鍵使って出入りしてたってことだろう?」


「お前が振るからだろう!!!
あんな状態の沙弥をほったらかしに出来ねーから」


「だけど 鍵渡すって?お前まさか?沙弥のこと?」





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