同い年の恋人 3


あたしはドキドキしながら 二人のやり取りを聞いていた。



「バーカ!余計な心配すんな!
沙弥は友人!それ以上の感情はゼロ!」



・・・
胸が痛い・・・


分かってても 面と向かって言われるとかなりのダメージ


「鍵…今持ってないから また今度返す」


うそ…持ってるよ
持ってるけど…


「ああ それなら 捨てても構わないし 幹生に渡してくれてもいいから」


「うん わかった」


「じゃあな!今度こそ 仲良くしろよ!
沙弥がまたオレに泣き言 言って来ねーように」


佳幸は帰って行った。


泣き言…って…




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