同い年の恋人 3



「はい」


「持って来たなら一言声をかけろよ」


「すみません…
部長が留守だったので とりあえず席へ置いてたら わかるかと…」


「バカタレ!この書類の山を見てみろ!いつ誰が持って来たかは わからないだろ」


(それなら片付ければいいじゃん)


とは 言えず…


ひたすら頭を下げる。


「でも 倉木は仕事が早くなったな~ やってることも確実だし このまま頑張れよ」


うそ…
誉められちゃった?


マジで?


「はい!がんばります!」


やっと部長に認められた感じがした。


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