REAL-リアル-
「ふぅ」



「純ちゃん大丈夫?」

はぁはぁ・・・
息が荒いあたしを見て声をかけたんだと思う


「大丈夫!
竜君が強いだけぇ・・・はぁ・・・はぁ」

「疲れてんじゃん
何の飲み物がいい?」

あたしにタオルを渡しながら言った



「んー・・・」

汗がだらだら流れてくる



「竜ー!!純ー!!」


「あーい」
「なーに?」



「これから2対2やんない?」

「賛成!」

智君の意見に皆が賛成しだした




「じゃあー裏表できめるか!」
竜君の声が体育館に響いた


「じゃあ俺たちと女子たち同士で裏表してー」

「智ー了解!」
朱莉が元気に返事をした




「うらおもてー」
あたしは表
朱莉は裏

一発で決まった



「だんしはー?」



「いくよーせーの」
朱莉の声に合わせてみんなで手を出した
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