もう、ひとりにしない。








相変わらず、ダニーは講義終了後には、校舎の入り口で待ってくれていて、終われば二人で帰っていた。


ダニーはあの時のことを口外されるのが余程怖いのか、あの時の態度は一切出さなくなった。


時々、サマンサが様子はどう?と心配してくれるので、問題ないと返していた。





問題なのは、、、、じつはあたしだった。




ソニーに助けられた日から、あたしは急激に彼を意識するようになっていた。


教室での講義中も、研究中も、休み時間も、準備で二人でいるときも、気が付けば彼のことを考えている自分がいた。




これは、まさしく、恋、だと思った。




別に、初めて認識する気持ちじゃない。


日本にいた時だって好きな男の子くらいいたのだから、簡単にわかる。


でも、なんで、彼なのだろう?


あんなに苦手な人いないのに、なんで彼なんだろう?





、、、、、ほんとに、問題はダニーなんかじゃなく、あたし、なんだ。









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