モカブラウンの鍵【完結】
あの喧嘩以来、奈央美とは話していないし、連絡も取っていない。
仕事では事務的な会話のみしているけど。
毎日来ていたメールはなくなり、代わりに姉ちゃんからの『謝れ』メールが届くようになっていた。
自分のくだらない嫉妬でこうなったのはよくわかっている。
でも、中野さんと話している奈央美を見るとイライラする感覚が抑えられなかった。
「杉山、行くぞ」
「はい」
松下さんと一緒に『シルバー・ラボ』へ向かう。
精神的に滅入っている俺には『シルバー・ラボ』に行くのも気が重い。
個人的な感情を入れてはいけないことぐらいわかっている。
それでも上手く感情をコントロールできないことだってある。
「杉山、佐伯と早く仲直りしろよ」
「やっぱり、わかりますか?」
「ああ、仕事に支障は出ていないけど、見ていてキツイ。何とかしろ」
「はい」
「さあ、賀川社長を落とすぞ」
そう言って、自動ドアを通り抜けた松下さんの背中を見て気合を入れた。
仕事では事務的な会話のみしているけど。
毎日来ていたメールはなくなり、代わりに姉ちゃんからの『謝れ』メールが届くようになっていた。
自分のくだらない嫉妬でこうなったのはよくわかっている。
でも、中野さんと話している奈央美を見るとイライラする感覚が抑えられなかった。
「杉山、行くぞ」
「はい」
松下さんと一緒に『シルバー・ラボ』へ向かう。
精神的に滅入っている俺には『シルバー・ラボ』に行くのも気が重い。
個人的な感情を入れてはいけないことぐらいわかっている。
それでも上手く感情をコントロールできないことだってある。
「杉山、佐伯と早く仲直りしろよ」
「やっぱり、わかりますか?」
「ああ、仕事に支障は出ていないけど、見ていてキツイ。何とかしろ」
「はい」
「さあ、賀川社長を落とすぞ」
そう言って、自動ドアを通り抜けた松下さんの背中を見て気合を入れた。