モカブラウンの鍵【完結】
奈央美から体を離し、部屋の電気を消した。

奈央美はベッドで、俺は布団。

同じ部屋にいるのに一緒の布団じゃないのは、今日が初めてだった。


天井をぼーっと眺める。

ベッドからは寝返りを打っているのか、衣擦れの音がする。


俺も寝るかな。

布団から出していた両手を中に入れて、横を向いた。






――あっ………、ああぁ………




隣の部屋からアレの声が聞こえてくる。

隣りは博史さんと春香さん。


実家でって、博史さん、すごい。

晴香さん、酔っ払ってたよな。

もしかしたら、ただのマッサージとかかもしれないし。

ま、こういうのは気にせずに寝るのが一番だよな。


目を瞑り、眠ることに集中する。

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