あの日に時間を戻せたら。
バラバラに破かれて散らばった写真。

それらをそっと手に取り繋ぎあわせる。
自然と涙がこみあげてくる…。


……隼人?


私の高校の三年間は隼人が全てだった。

いつも隣には隼人がいてくれた。


好きとか、そんな簡単な言葉でなんて言い表せない。


狂おしいほど愛してたし、愛してくれたひと。


どんなに忘れようとしても忘れられない…。


心と体が

まだこんなにも彼を求めていた。



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