臆病な恋心~オフィスで甘く守られて~
「千尋たち、ずるいー」

「麻由子がもたもたしてるからいけないのでしょ!」


もっと早くに伝えて、付き合っていたら、ハワイだって行けたかもしれない。

麻由子はもたもたしていた自分に反省し、少し落ち込みながら、日替わり定食を食べる。


「お疲れさん」


落ち込む麻由子の頭をポンポンと航平が叩いて、隣りに座った。航平も日替わり定食をテーブルに置いた。


「聞いたよ。千尋ちゃんたち、ハワイ行くんだって」


楠本が航平に「ハワイ行きます!」と自慢していたのだ。


「そうなんです。フフッ」


千尋は嬉しそうに答える。航平は隣りで黙々と食べる麻由子を気にする。


「どうした?元気ない?疲れてる?」

「いえ…何も」

「麻由子もハワイに行きたいらしいですよ」


千尋は身近に迫ったハワイ旅行に浮かれている。
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