臆病な恋心~オフィスで甘く守られて~
(色っぽいな…やばい…)


航平の胸も高鳴る。


「ちょっと聞きたいことがあるから、こっち来て」


航平がこっちと呼んだ場所はベッドルームで少し大きめのシングルベッドが2つ並んでいる。  

その1つに座り、横をポンポン叩いて麻由子に座るようにと目で訴える。


こんなとこで聞きたいこと?

やりたいことの間違いではないだろうか…。


浴衣の裾を気にしながら、小さく歩いた麻由子は、ゆっくりと航平の隣りに座った。

麻由子の髪はドライヤーで乾かしたけど、まだ少し湿っていた。隣りからほんのり漂ってくる石鹸の香りに航平の胸はまた高鳴る。

麻由子の肩をそっと抱いた。


「楠本と千尋ちゃんとの最初の飲み会って、二人をくっつけるためだったよね?他に目的ってあった?」

「他に…ですか?」

「うん」
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