臆病な恋心~オフィスで甘く守られて~
あれは…楠本が千尋にアプローチするために仕組んだ飲み会だったけど、もしかして違うことも仕組まれていた?

もし、そうだとしたら、見事にやられた。でも、今となってはあの飲み会に感謝するしかない。あれから何かと近くにいた麻由子を思い出す。

どの麻由子の表情を思い出しても、心が温かくなった。


航平が露天風呂から出てから、15分後に麻由子が戻ってきた。


「おかえり」

「ただいまです」


麻由子は浴衣姿の航平にドキッとした。なんでこんなに爽やかにかっこよく着こなすのだろうと。

少しはだけている浴衣から見える胸元がセクシーで、更にドキドキさせる。こんなに色気があるなんて、真っ直ぐ見れない。


ドキッとしたのは麻由子だけじゃなくて、航平もだ。

お風呂上がりの麻由子は髪をアップにしていて、顔やら首やら手やら…見える肌は全てほんのりピンク色になっている。
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