臆病な恋心~オフィスで甘く守られて~
「行くのは、いつですか?」
「多分1ヶ月後かな」
まだ正式な辞令は出ていないが、例年通りであれば、4月中旬である。
「行くんですよね?」
断ることはないと分かっていたけど、確認のために一応聞く。
「うん、行くよ」
「寂しい…」
麻由子は甘えるように後ろから回された航平の腕をギュッと掴んでそこに顔を埋めた。
離れたくない。
仕方がないことだけれども、札幌は遠い。
会いたいと思ってもすぐに会える距離ではない。
寂しい気持ちが心の中で広がっていった。
「出来るだけこっちに帰って来るし、麻由子も札幌まで遊びに来いよ」
「うん…」
「それと、俺の気持ちは離れていても絶対に変わらないから」
「あたしも変わりません」
「多分1ヶ月後かな」
まだ正式な辞令は出ていないが、例年通りであれば、4月中旬である。
「行くんですよね?」
断ることはないと分かっていたけど、確認のために一応聞く。
「うん、行くよ」
「寂しい…」
麻由子は甘えるように後ろから回された航平の腕をギュッと掴んでそこに顔を埋めた。
離れたくない。
仕方がないことだけれども、札幌は遠い。
会いたいと思ってもすぐに会える距離ではない。
寂しい気持ちが心の中で広がっていった。
「出来るだけこっちに帰って来るし、麻由子も札幌まで遊びに来いよ」
「うん…」
「それと、俺の気持ちは離れていても絶対に変わらないから」
「あたしも変わりません」