臆病な恋心~オフィスで甘く守られて~
「ちょっ、ちょっと、いきなり何をするの…」
「俺のこと、嫌い?」
「別に嫌いじゃないけど」
「じゃ、付き合って」
千尋は顔を上げて、楠本を見る。いつも冗談ばかりいう楠本の目は真剣だった。
それと目が合う。逸らすことが出来ない。
楠本は顔を近付けてきた。背けることが出来なかった。背ける理由がなかった。嫌いではない気の合ういい同期だと思っていた。
二人の唇が重なる。
千尋はその感触が嫌ではなかった。少し酔ってはいるけど、酔いのせいではない。素直に楠本を受け入れたいと思った。
唇を離した楠本はまだ真剣な眼差しだ。
「OKだと思っていい?」
千尋はコクリと頷く。大人しくなる千尋を楠本は優しい目で見た。
「よし、このまま帰ろう。千尋と2人きりになりたい」
「え?このまま?でも、麻由子は?」
「俺のこと、嫌い?」
「別に嫌いじゃないけど」
「じゃ、付き合って」
千尋は顔を上げて、楠本を見る。いつも冗談ばかりいう楠本の目は真剣だった。
それと目が合う。逸らすことが出来ない。
楠本は顔を近付けてきた。背けることが出来なかった。背ける理由がなかった。嫌いではない気の合ういい同期だと思っていた。
二人の唇が重なる。
千尋はその感触が嫌ではなかった。少し酔ってはいるけど、酔いのせいではない。素直に楠本を受け入れたいと思った。
唇を離した楠本はまだ真剣な眼差しだ。
「OKだと思っていい?」
千尋はコクリと頷く。大人しくなる千尋を楠本は優しい目で見た。
「よし、このまま帰ろう。千尋と2人きりになりたい」
「え?このまま?でも、麻由子は?」