貴方を愛した
あたし「イジメだ…」

紗音琉「愛よ 愛」

クスクスと笑う

雅樹「寝てろ

今日は バイトないから、泊まる

明日は 日曜日だから授業もないし

夜まで一緒だ」

あたし「うん」

またウトウトしてしまう

目が覚めると

朝ご飯の前だった

雅樹「お~ 起きたか

おはよ」

あたし「…おは…よ」

雅樹「昨日、河に行ったのは夢じゃないぜ?」

あたし「そっか…

でも、夢だったら もう一度、河に行けるの

に…」

雅樹「バカだな

何度だって行けるさ お前が退院したらな!」

あたし「そう?」

雅樹「俺が嘘でもついたか?」

あたし「嘘なんて 言ってないよ」

雅樹「眼は口ほどに ものを云うだな

お前が 考えてるコトは

お見通しだ!」

あたし「嫌なヤツ」

雅樹「結羽奈が言うか?

結羽奈が!

全く 心配かけすぎだろ

さっきまで

譲先生もいてくれたのに」

あたし「譲さんが?」

雅樹「まさしく

眠り姫だな」ハハハハと笑う

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