TABOO†その手でその目でその舌で~秘密の恋
「お待ちしておりました」
マンションの一室で私を出迎えてくれたのは、
端正な顔立ちの青年。
すらりとした体格としなやかな動作は、彼が元ダンサーだからかもしれない。
彼はメディカルトレーナー。
体のメンテナンスをしてくれる人。
ダンサーの体のことを良く知っているので、私は彼に今までに何度もお世話になっている。
私は案内され、Tシャツとイージーパンツに着替えると、促されてマットの上に横たわった。
彼は私の手足を取って関節を動かし、体中の筋肉に触れながら、痛みや違和感について聞く。
「前回来られた時よりかなり疲労が溜まっていますね。
うつ伏せになってもらえますか?」