さよならの見つけ方 第1章
悲しい別れを告げられてから1ヵ月、







あれからずっと、チャドには会っていない。






家のポストに何度か私宛ての手紙が届いていたけれど、

あの時の悲しい別れの言葉が文字になって飛んできたのかと思うと怖くて、それを開いてすらいない。










日曜の礼拝も、行っていない。






まだ何も知らないマイケルに、また僕ソロ歌うんだよ、と熱心に誘われても。














ロバートはそんな私とマイケルのやりとりを見て、少しだけ悲しそうな顔をする。






彼はきっと、チャドからアメリカ行きの話を聞いているんだろう。










そろそろ、行かなきゃな。





あんなにひどいことを言ってしまった後でどんな瞳でチャドを見つめればいいのか、分からないけれど。














「今日はじゃあ、行こうかな…」





そうぼんやり呟いた私の言葉を聞いてマイケルは嬉しそうに微笑んだけれど、

ロバートの瞳は相変わらず曇ったままだった。









それがなぜなのか、その時の私にはまだ、分からなかったのだけれど。

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