さよならの見つけ方 第1章
「いかないで」






「…いやだよぉ」






いつもの綺麗なソプラノが、今はとんでもない涙声だ。








「うわー、マイケル、

背がのびたんだね」






うっうっと、チャドの肩の上で嗚咽をもらすマイケル。





「筋肉も少しついてきたね。

あんまり強いと、首の骨折れちゃうよ」






チャドが笑ってそう言うけれど、マイケルはその力を緩めることをしなかった。





今この腕を離すと二度と彼には触れられないことを、マイケルはきっと分かっているのだろう。



< 96 / 108 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop