初恋先生
「せ…せんせい…?」

その言葉に反応して、先生は入り口で立ち止まった

「高橋?」

私の心はギュッと締め付けられるようだった

「お前なんでこんな所にいるんだよ」

「先生こそ彼女は?」


あの日――

卒業式の日、私は先生に告白した

先生は『彼女がいるから…』と私をふった

『これからも良い先生と生徒でいような』泣いている私に笑顔で涙を拭ってくれた
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