助けて


「早紀に逢ったわ。
早紀、身体中に痣があって見てられないぐらい痛々しかったわ。
疾風が暴行してはないわよね?」



っとありさは、疾風の目の奥まで覗き込んで聞いてる。




「そぅなぁわけないだろう」



目は、泳ぎ濁った声で疾風は、言うが



「そうよね。
疾風ではないのは信じてる。
もし、疾風だったら」



っとありさは、疑う様子もないが言葉が止まった。




えぇ。



なんだんだよ。








< 163 / 236 >

この作品をシェア

pagetop